2015年11月06日

恐怖の銀杏

イチョウの葉っぱも黄色くなりかけた今日この頃。
地面には銀杏があちらこちらに。引佐から小林がお伝えいたします。

恐怖の銀杏




みなさんもご存知、あの独特のニオイが辺りに広がります^^;ぴょ〜
このニオイを放つのが銀杏のブニャ〜っとした果肉部分。

この果肉に触れると、かぶれてしまうとかなんとか。
果肉に含まれているカブレ成分の正体は、「ギンゴール酸」や「ビロボール」。
あまり聞き慣れた名ではありますが、
ギンゴール産はウルシ科植物にも多く含まれているそうです。

ということで今日は、この恐ろしい銀杏の収穫にくっついてきました。
先生は82歳のおじいさま。服装はカッパにビニールの手袋(台所用)。
頭はつば付き帽で、足は長靴。これで上と下からの銀杏の奇襲を防ぎます。

ビニール手袋のない私はトングで恐る恐る銀杏をかき集め。
網目状の袋に入れていきます。
では、この恐ろしい果肉をどのように処理するのか。

恐怖の銀杏



川です。

川でばしゃばしゃ。とにかく踏みまくります。
すると果肉部分が砕けて中の種と分離。
ある程度したらプラスッック製の丈夫なカゴに銀杏を移し、
再び水でばしゃばしゃと揺すりながら砕けた果肉を流していきます。
カゴの隙間を抜けないものはビニール手袋かトングで小まめに出してやる。

恐怖の銀杏




これで一度天日に干して1日乾燥。翌日以降に再び川で洗い、
またまた天日に干すのだそうです。
うーん、とても手間がかかっていたのですねえ。
銀杏レシピはまたの機会にでも。

ちなみに、果肉の成分が川に溶け込んで大丈夫なのかなあと
心配して見てると、ハヤやハゼの小魚たちは元気に泳いでおりました。


同じカテゴリー(引佐地域)の記事
【引佐】植樹体験!
【引佐】植樹体験!(2023-01-20 17:07)


Posted by 浜松山里いきいき応援隊 at 08:00 │引佐地域

削除
恐怖の銀杏